池下のサロンでは「ソクラテスの部屋」、同じ建物の集会所では「新聞ビリビリ大会」、本日は協会の催し二本立て。

「ソクラテス」の方では、ご参加の方からのテーマで「ビジョン」と「ニーズ」「ウォンツ」の違いについて話し合った。ニーズやウォンツは、具体的な欲求や問題解決、ビジョンはその先にある、どうありたいか、ということ、だとおっしゃる。その両方を見据えていることが大切だというお話。

カウンセリングの目標設定は「ビジョン」であり、そこに向かう個々の問題解決は「ニーズ」だ。具体的な事柄の先に、クライエントがどう生きていきたいか、を見据えて援助することが大切だ。しかしそれをわかっている援助者は、意外に少なかったりする。援助の技術が問題ではなく、その哲学や動機が大切なのだ。

カウンセリングを学び始めた人は、何を質問するか、何と応答するか、に囚われ勝ちだが、私がいつも教えているのは「何のために、がわかっていますか?」ということ。クライエントの個々の問題の動機を理解することが大切だ。クライエントの全人格ごと「有機的に感じる」。そこに湧いた印象を応答で確かめていく。

今日のご参加の方は、心理療法やコーチングに長けておられる方で、大変深い話し合いになった。ありがとうございましたm(_ _)m心理学カフェのような具体的なテーマとはまた違った、プランのない語り合いは、予定を立てない旅のようで、私はこういうのが結構好きなのだ。皆様、ご利益を唄わないこんな場も、なかなか面白いですよ!

長引いたおしゃべりの後で、「新聞ビリビリ大会」を終えたアミちゃんとお手伝いスタッフ、子連れでご参加の方がサロンに合流。後片付けなどの合間にチビちゃんが賑やかに遊んでいる。お陰様でそちらは大盛り上がり。

アミちゃん、レイちゃんの独自企画も増えてきた。こんな風に、いろいろな人たちがわやわやと集まるサロン、私たちの希望のスタイルができてきた。ここに来れば、いつも誰かが何かやってる、何でも話を聞いてもらえる、うん、嬉しい、いい感じ(*^_^*)

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー