今日の運営会議で、私たちのとるべき方向性がはっきりした。「ビジネスセミナー」と謳ったからと言って、「業績アップ」「効率性」などというタイトルではやらない。従来の企業論理におもねるような仕事は一切しない!
何故ビジネスの方面に目を向けたかと言えば、そこに働く人たちを護りたいからだ。実績重視、効率重視の世の中で、人心が疎かにされたから、病む人が増えた。疲弊した人たちを放っておいたら、どんどん病む人はこれからも増え、ただでさえ労働人口が激減する時代、それではゆくゆく企業も経営が危うくなる。いくらAIが導入されようが、企業は数字や機械だけで成り立つものではなく、「人間の集団」である以上、人間尊重の理念を掲げなくては、決して良い企業にはなり得ない。今はそれが多数派ではなくとも、わかって下さる経営者の方はおられる。それが仮に100社に1社でも、私たちの声の届く相手に、まっすぐ思いを伝えたい。
ただ収益が伸びれば良いというものではない。私たちは常に、マイノリティの側に立ってメッセージを発信してきたはずだ。それにご賛同下さる方こそが、私たちの支援者だ。そこがぶれたら、協会の存在価値はない。従来の企業論理に寄せなければ存続していけないというのであれば、そんな協会はいつ畳んでも惜しくない。
そう思い切り吠えたら、気持ちがすっとして迷いが晴れた。勝ち組、負け組なんて言葉は大嫌いだ。自分たちだけ幸せになんかなりたくない!みんなで手を携えて、みんなで助かりたいのだ!
早々の企画、ビジネスセミナー「うつ病から身を護る!」、まちサポ後期開講、来年から始まる講師養成講座修了生の方々の企画「いのちとつながりを考える」、今やっている「アート×コミュニケーション=無限大∞」、どれも協会の理念に則した、また私個人にとって「遺言」と言っても過言ではないラインナップだ。
私ももう若くはない。自分の死後に残したい仕事しかやらないと決めた!
落合美沙
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