ステージの企画はどんどん進んで概ね良い結果になるのに、仕事の面では、うまく行きかけてはどんでん返し…ううむ、29日のライブの後はしばらく仕事に専念しようと考えていたが、その逆で、ステージを休んだらダメなのかな?
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交流分析で私自身の持つゲームやラケット感情と向き合いつつ、「モモ」では芸術を生み出す領域で味わう深い内奥の孤独について話し合うと、私にとってその両者は決して無関係ではないことに気づく。
エンデが深い影響を受けたシュタイナーの哲学では、人の生きる領域に、ライブ(物質的・肉体的領域)、ゼーレ(感情的領域)、ガイスト(深い精神性・魂の領域)の三つの層があると言われる。
芸術や学問などに限らず、日常の仕事などどんな営みでも、単に物質的なものの役に立てるとか糊口を凌ぐ手段として行う人(ライブ)、楽しさややりがいという感情に基づいて行う人(ゼーレ)、哲学の深みまで極めようとする人(ガイスト)の三通りの人がいる。ガイストの領域にまで極めたら、レジ打ちの達人、料理の達人、清掃業の達人など、どんな分野にも哲学者と呼べる人は存在する。
私は自分の営みを、ガイストの領域にまで極めたいという、とてつもない高望みを捨てられない。だから目に見えるご利益を謳う仕事がどうしても好きになれないのだ。これはそう簡単に「商品」になるものではない。だから一般的に言う「ビジネス」の範疇に収めきれないのだ。そこに時々不便を感じる。
私たちがものを売るために必要なのは、単なる「問題解決」を標榜することではないのかも知れない。人の内奥に隠された「衝動」を「扇動(アジテート)」することこそが重要なのではなかろうか?私たちの営む芸術表現活動に、そのヒントが隠されているのかも知れない。もしかしたら、それを本気でやり切らないと、本業もうまくいかないのかも知れない。
落合美沙
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