セラピーと芸術表現は、実はイマジネーションの出所が同じだ。もう一つ、心の病の在り処も同じ領域にある。そこが私の仕事、セラピーと表現の両方に関わる共通項だ。そのイマジネーションのエネルギーのベクトルが、自分に向かうかクライエントに向かうかの違いで、その両方をやることに、今や私の中に矛盾はない。

一方、ビジネスは概ねそれとは違った領域にある。ここが私にとって最もバランスの取りにくいところ。それに長けたマネージャー的存在がいてくれたらどんなに楽だろうと思う。私にはアイディアは無限にある。それを利用して上手に一緒にビジネスに変えてくれる人はいないかな?…きっと多分多くの表現者は同じ悩みを抱えているのだろうが。

協会を設立してから、ビジネスの勉強もしなければ、と大分無理して頑張ってみたのだが、悲しいかな、私にはちっとも向いていない。かつては商社に席を置き、営業もやってきたので、全然やれないことはないのだが、本質的なところで、私はビジネスマンにはなり切れない。

さて、困った。そんな贅沢は言っておられん立場なんだよな。私は自分の中に、何人のアイデンティティーを住まわせれば良いのだろう?

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー