明日(もう今日だ!)は娘の21歳の誕生日。ささやかなお祝いをしようと、珍しく早めに帰宅した夫とも話をした。

娘も私に負けず劣らず歌が好き。最近、たまに私の練習に付き合ってもらってカラオケに行くようになった。なんと!娘もお友達に、「スタジオ借りて音楽で遊ぼうよ!ボーカルやってよ!」と誘われたそうだ。娘が歌を褒められたと聞くと、何故かまるで自分のことのように嬉しい。「いいじゃないの!是非やっておいで!楽しいよ!」と言いながら…

不意に涙が溢れた。

できるできない、上手い下手、そんな思い込みで、楽しいこと、好きなことをディスカウントしないで欲しい。

私はそんな思い込みで、何十年ももったいない月日を重ねた。今からだってやれば良い、と思う反面、これがもっと若い頃に訪れたチャンスだったら、夢を見る内容も違っていたかも知れないと、思っても仕方ない悔しさが込み上げる。

本当は人生の選択肢は無限にあるのに、多くの人が消去法で物事を諦めている。そんなもったいないことはやめようよと、今の仕事を通して何人の人に伝えてきたことか。

娘にも自由に行きて欲しい。人生はいつでも変えられる。歩み始めたキャリアに縛られることはない。私だって、今の仕事に就いているなんて、学生時代には想像もしてみなかった。

私も歌おう。人に伝えたことを実践しよう。若い頃でなく、今で良かったと、歩んできた人生の全てに感謝できるように。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー