治す、とはどういうことか、その②

心理療法家とは…産婆だ。
新しいアイデンティティーを産むための援助。
私は掟破りも甚だしく、どうしても今必要だと判断すれば、夜中のメールにも応じることがある。…これ、公表すると、自分の首を絞めることになるな、イカン、普通はやらんよ、身がもたないからね。

でも、そんな時に命懸けのお産が始まることもある。それが今すぐに、現状の問題解決に繋がるとは限らないが、その後の人生を大きく左右することがある。至福の時を味わう反面、取り上げた後には、大きな虚脱感に見舞われるほどの大仕事だが、それはクライエントもまた同じ。

お産の後は十分に養生する必要がある。それで終わりではなく、その後の経過観察が重要だ。ここからが本当の正念場なのだ。

私もまた、そんな仕事の後には休養が必要だ。そんな訳でスーパー銭湯なう。台風の影響もあり、古傷のむちうちの後遺症で、肩から腕が痺れる。ゆっくりほぐそう。今日は事務仕事も手につかず。晩ご飯の支度は済ませた。日頃のタスクは横に置いて、将来に夢を馳せ、鼻歌でも歌いながら湯に浸かるか。

明日は未来クリエイター養成講座。次のお産が近づいている予感。信じて幸せを祈ることが、私にできる最大の援助。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー