カウンセリングや講座で話し合ったことや気づいたことを、生活の中でどんどん実践していかれる方は、必ず良くなる。話だけで行動の伴わない方はなかなか良くならない。必ずではないが、概ね違いはそれだけだ、と思う。

占いや単回ごとのセラピーと、カウンセリング・心理療法の大きな違いは、最初に目的・おおよその回数・方針・具体的な目標などについて契約があり、行動変容が確認できるまでを責任持ってお付き合いできるかどうかにある。どちらが良い悪いという問題ではなく、本質的に性格の違うものだ。また一期一会の占いやセラピーには結果を確認できにくいという難しさがある。私は両方を経験したけれど、やっぱり心理療法やカウンセリングが自分には向いている。

そうは言っても、まだカウンセラーのもとを訪れるのは人によっては敷居が高く感じられる。占いは気軽に相談できるが、受ける方は結構深い問題を抱えておられ、本音を話されるものだ。しかし専ら他力本願な姿勢で受けるのではあまり役に立つとは思えない。占いをされる方にもカウンセリングマインドを持って頂けたら、私たちの手の届きにくい方々に、正しく援助の手が差し伸べられるのではないかと思う。

まちサポの秋コース、占い師さんたちにも、貴重な街角の支援者として、学んで頂けるとありがたい。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー