タブーなしに思いついたことをやる!と決めた後の、今日(もう昨日だけど)の授業2コマ。

午前中の講師養成講座では、「自分のお気に入りのものをプレゼンする」ワーク。生徒さんの素晴らしいプレゼンに感動しつつ、更にそれを展開させたら、素敵な講座やワークショップが出来上がるよね、とシェアし合う。

皆さんの発表の中から、生きていくのに大切なキーワードが山のように出てきた。お互いを知ることで、お互いを尊敬し、好きになれる。分かち合うことで、自分のことももっと好きになる。

この講座、全6回が修了したら、続きで生徒さんのアイディアのワークショップのデモンストレーションをやってみよう、との計画ができた!この講座から、素晴らしい講師・ファシリテーターが誕生しそうだ。小さなアイディアから、新しい場を創造できる。枠組みを外したら、素敵な場が生まれる。

午後からは、小説「裏庭」に読むユング心理学講座。「傷を恐れるな」「傷に支配されるな」「傷を育てよ」という三つのキーワードから、絵を描いてみる。皆さんの奥深い美しい絵は、既に傷を育て切り、ユングの言う「真の個性化」を表現しておられた。

ここにあるのは、「唯一無二の私自身」だ。傷を受けたインパクトは、生き方や思いよう一つで、いつか大切な資源に変わる。またライフワークも、こうしたインパクトから育つことが多いのだ。その時、傷は誇りに変わる。

日本の陶芸では、色むらや傷を「景色」と読んで味わいの一つとし、欠けや割れに金継ぎを施し、新しい芸術として愛おしむ。人生も然り、「これが私の芸術」と、傷を誇らしく掲げて生きたいものだ。人の数だけ、哲学も芸術も、存在する。互いにそれを尊敬し合うことができたら、世の中はもっと豊かになることだろう。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー