交流分析入門講座、現クラスの最後の章の補講を終え、一区切りついた。

自分の日常の暮らし、人間関係、生まれてから今日に至り、これからの人生をどう生きるか、深く考え直す全8回講座、ご参加の皆様、真剣に学び、古い枠組みからどんどん自由になって行かれた。ご自身の歩むべき道を見つけられ、講師の私とも更なる新しい関係性を創ることができた。実に楽しい四カ月間だった。皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

宮沢賢治の詩の言葉を借りれば、教室で「私は小鳥のように歌って過ごした。誓って言うがこの仕事で、疲れを覚えたことはない。」

教えることは私にとって、歌うように楽しい。人はかくも成長したい生き物なのだ。教えるという行為は、人の本能を喚起する。わかること、できることが日々増えていく、自己肯定の気持ちが高まる、未来を夢見ることができる、それを援助し、勇気づけることが、真の教育だ。

子どもの教育も成人教育も、目的は同じ。この学びの場を離れた後に、その人がどのような人生を送るかに思いを馳せねば、教育とは呼べない。学び終え、将来を夢見て、本物の笑顔でこの場を去っていく後ろ姿を、祈りを捧げつつ見送るその時こそ、私たち教え手の至福の時だ。

社会に幸せな人を増やすこと、助け合う温かい関係性を創造することが、ひいては平和な世の中を創ると信じて、私は死ぬまで教壇に立ちたい。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー