午前中は講師養成講座、午後からは小説「裏庭」に読む心理学講座。

「裏庭」もいよいよ佳境に入る。真の「癒し」とは何か?「傷に支配されるな」とは、傷をどう扱うことか、「自らを生かすために自らを贄となす」「職を持つもの」とはどういうことか?そして、あらゆる人を繋ぐ「根の国」…集合無意識の存在、などなど、意味深いキーワードが立て続く。「裏庭」は、心の内奥の死と再生の物語だ。

私たちもまた、生まれてこの方、何度も死と再生を繰り返しながら、自分のアイデンティティーを構築してきた。生き延びるために自然な欲求や感情を幾度犠牲にしたことだろう。「真の個性化」…私たちが本物の私たち自身を生きることができた日には、犠牲にしてきた沢山の幼い私たちも息を吹き返す。

私が心理療法を通して目の当たりにしてきたこの尊い営みが、この物語の中で語られる。読み終えたその時、私たちの中に生まれるであろう、新しい自分に出会うのが、怖くもあり、また強く心待ちに思う。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー
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