頑張らない、が昨今合言葉になっているけれど、人生には頑張らないといけない時がある。大切なのは、正しい頑張り方だ。
十分なパフォーマンスをするためには、余分な力を抜き、必要な目的のためにだけエネルギーを注げるようにすること。
早く走る、高く飛ぶ、必要な筋肉だけを使い、余分な筋肉の力を抜かないと上手くいかない。目的の筋肉の緊張以外に、知らず知らず癖で入った力は、無意識なので目的を終えても抜くのを忘れる。特に負の感情は、無意識にからだの力を入れる。それが慢性緊張、凝りの正体だ。無意識に入れた力を部位ごとに意識化し、それを抜くのが、臨床動作法の考え方だ。
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凝りのある部分に意識的に力を入れ、そこをゆっくり十分に緩める。最初は他者のサポートが必要だが、やり方を覚えれば、自分でできるようになる。自分の意志でからだをコントロールできるようになると、自己肯定感も向上する。だから臨床動作法は、単なる凝り取りではなく、歴とした心理臨床だ。
恩師がカウンセリングをしながら動作法を使う方だったので、見よう見真似で覚えた。私も時々、クライエントに施していたが、今の自分に最も必要だと思う。
まだまだ頑張らないといけない。上手に無理なく頑張りたい。
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落合美沙
代表理事 : 一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事
イーブンハートスクール校長
心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト
イベントプロデューサー
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