未来クリエイター養成講座、2コマ。
この頃は午前中の講座をアミちゃんが担当してくれるので助かっている。私は午後から、認知行動療法の認知の歪みについて講義。自分や他者に対するネガテイブな思い込みや、日頃せねばならない、してはならない、と思っていることが、本当にそうでないと問題が生じるのかを検討する。

特に子どもに対するレッテル貼りが、いかに悪影響が大きいかを話す。子どもはまだ自己認識が曖昧なので、「お前はグズだ」とか「〇〇が出来ない子だ」とか言われると、貼られたレッテルを自分の中に取り込み、レッテルに相応しい行動を無意識に選択するようになる。

私は幼い頃、運動音痴、ノロマと言われ続けた。祖母に育てられ、年寄りのペースに合わせて歩くので、幼稚園に入園するまで、ほとんど走ったり急いだりすることがなかった。初めて集団に入った時、周りの子どもたちのペースについて行けなかった。

運動ができないと、チームスポーツでは迷惑がられることも多く、よくいじめられ、みんなが楽しみにする運動会や体育の授業はまるで拷問だった。その影響は高校時代まで続いた。

それが大きく覆ったのは仕事についてからだ。超絶忙しい毎日で、ハイヒールを蹴立てて走り回るうちに、ある時、普通なら乗れるはずのないバスに間に合った。息を切らして乗ったバスの運転手さんに「オネエちゃん、なんちゅう足が速いだ!わしゃ間に合わんと思ったわやー!」と驚かれ、赤面しながらも、この私に足が速いという形容詞が生まれて初めてついた、ということに仰天した。

そして思った、今まで何てもったいない月日を重ねたのだろうと。ノロマ、運動音痴は思い込みで、私にそんなレッテルがなければ、要は単なる習慣や訓練のもので、私にも、そこそこ速く走れたり、スポーツを楽しむ能力はあったのかも知れない。他の子どもが楽しみにする運動会を、私もきっと楽しめたに相違ない。私は貼られたレッテルに合わせて、自分の能力を値引きしていたのだ。

そんな可哀想な子どもを作ってはいけない。そのために人生の楽しみを奪ったり、成長のチャンスを逃したりする。実にもったいない。

今や、スポーツはする機会がなくて下手くそなままだが、走ることも、ダンスで体を動かすことも、私は大好きになった。国体の選手になるほどの才能はなくても、何だって楽しくやれば誰でもそこそこは上手くなれるものだ。もし今でもできる機会があるものなら、本当はバレーボールやバスケットボールみたいなチームスポーツも、まだリベンジしてみたい気がする。

音痴、絵が下手、数字に弱い、それらのほとんどが概ね昔ついたレッテルではないだろうか?そんなレッテルは、大人になってからでも剥がせる。思い切ってやってみたら、きっと新しい世界が開ける!楽しいことはもっと増える!

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー
落合美沙

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