学びは受講生の寿命の一部をいただいて成り立つもの

カウンセリングの私の授業では、起きた事実と、想像を巡らせた部分とを分けて、話し手に何が起きたか、それについてどう感じたかを正確に聴き取る重要性を学ぶ。また傾聴とは、出来事レベルだけに意識を向けるのではなく、そのことに対する気持ちや、そのことの話し手にとっての意味に気づいて頂く問いかけが、対話を深める大切な要素であることをお話する。

講座が進むにつれ、受講生の皆さんが、他者との関わりをより大切に、深く感じ取れるようになっていかれる様子が、とても感慨深い。真剣に学んで下さる姿勢が何より嬉しい。

皆さんお忙しい中でも、なんとかご都合をつけて「間に合いました〜！」と駆けつけて下さる。学びは皆さんの大切な時間＝寿命の一部を頂いて成り立っている。その重さ、尊さを、私たち教え手は終生忘れないで講座に立たなくてはならないと肝に銘ずる。

講座の後は、初めてご参加の方もご一緒に夕ご飯とカラオケ、大盛り上がり！まるで昔からの知り合いみたいに打ち解け合う。またこうして新しいご縁が生まれたのが、心から嬉しい。