一日中バタバタと洗濯や買い出し。デスクワークちっとも捗らず焦る。

レイちゃんの赤ちゃん、すくすくと育って、日に日に表情豊かになってきた。ニンゲン界に登場してまだ半月。こうやって「この世での過ごし方」やら「カラダの使い方」を覚えていくんだなあ、と感慨深い。机上で学んだ発達心理を今目の当たりに検証させてもらっている。

レディーフォーのリターンで、人間関係に役立つコラムを書くのだが、交流分析に言う「I am OK・You are OK」の基本的構えを身につけるのは、もうこんな赤ちゃんの時期からが始まりだ。自分のカラダは気持ち良いカラダ、側にいる人は気持ち良さをもたらしてくれるもの、と人生初期に認識すると、それがひいては人生脚本に取り入れられる。レイちゃんママをはじめ、みんなで赤ちゃんに話しかけたり触ったり、抱っこしていろいろな世界を見せてあげている。外からは見えない脳内で、ウニャウニャと細胞を増やしつつある様子は、想像するだに面白い。ニンゲンの顔をじっと見つめるようになった。こんなちっちゃくても、顔のついたおもちゃには反応する。対人関係を結ぶことは、人間の本能なのだ。

家族や周囲の人たちが、朗らかに暮らすこと。それが子どもの人生脚本を創る。親の精神状態は重要だ。そして親が朗らかに暮らすためには、良い社会を創ること、ソーシャルサポートが必要だ。政治も経済も文化も、突き詰めれば、全ての子どもたちが幸せに育つためにある。

少子化対策を声高に叫ぶ前に、今生きている人たちがより良く暮らせるような社会にすることが、まず先決ではないか。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー