3日続けての頭痛、満月のせいか?お月様は大好きなのに(T_T)

レイちゃんの赤ちゃんもここ2、3日ご機嫌が良くない。どうも私が頭痛の時に、赤ちゃんのご機嫌も悪い気がしている。気のせいかも知れないけれど、もしかして気圧の影響を受けているのだろうか?大人より敏感な体で、それはあり得ないことではないだろう。

この1ヶ月半の赤ちゃんとの暮らしから発想を得た新しい講座を形にできないかと考えている。

赤ちゃんは何もわからないと考えられがちだが、言語や論理性を手に入れる以前にも、我々大人とは違った認知のありようで、混沌とした不思議なファンタジーを持って生きている、と言われている。不十分な視力、曖昧な記憶や現実吟味能力の中で、どのように世界を感じ取っているか、母親をはじめとする他者との関わりをどう構築していくのか、脳科学や発達心理をベースとした赤ちゃん学、精神病理の生まれる元はどこにあるか、その中で周囲の大人がどう関われば健全な発育に繋がるか、それらをまとめて伝えてみたい。

それは私たち全ての人間のルーツだ。人がいつからどうやって人になっていくのかを知ることで、精神病理をどう扱うかを知り、より良い生き方やストレスとの付き合い方を学ぶヒントにもなるのではないか?

また少子化で、若い人のみならず、年齢を重ねた大人にも赤ちゃんと関わったことのない人が増えている。全ての大人はかつて誰かに世話をされる子どもだったし、いずれ年をとれば、再び誰かに世話を焼かれることが必要な日が来る。社会が人の弱さや欠けに不寛容なのは、それを忘れているような現代の生活の弊害ではなかろうか?

「赤ちゃんを理解する」ことは、単に子育てのための教育ではない。今、全ての大人にとって必要なのではないか?それは命のルーツを知ることに他ならない。

平穏な生活の中では忘れられている、命のルーツの問題は、殊に人生の危機に至った時に否応なしに向き合わされることがある。精神不調者や自殺者の増加とも無縁ではない。私たち心理療法家が絶えず向き合っているのは、こうした命の尊厳性そのものだ。

協会でのカウンセラー・セラピスト養成事業でも、この新しい試みを生かしていきたいと考えている。レイちゃんと赤ちゃんとの暮らしは、また私の中に新たなものを生み出してくれそうだ。

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落合美沙

落合美沙

代表理事一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事 イーブンハートスクール校長 心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト イベントプロデューサー