今月のソクラテスの部屋を終えて思うこと。
自分の中にいる「困った妖怪」…不安妖怪、おこりんぼ妖怪、怠け妖怪、忘れっぽい妖怪、などなど。誰にでもそんな妖怪はいるもんだ。
自分の身から出たものなら、妖怪にも言い分がある。出てくる目的がある。それを「なくなればいい」「あっち行け!」と排除しようとしても上手く行かない。妖怪の言い分にも、たまには耳を傾けてやったら、案外大事なことを教えてくれるものだ。妖怪は、自分の内にある本物の欲求や感情を抑圧すると出てくる。本物を意識の土俵に上げて、上手に表現したり大切に扱うと、用事の済んだ妖怪は自然といなくなる。
…
それは人の「業」というやつではないだろうか?人間生きているうちにそう簡単にホトケサマにはなれない。困った自分とも、うまいことお付き合いしていけば良い。ただそれに振り回されないように、その存在を「知っている」ことが大切なのではなかろうか?
そんな「妖怪」を、交流分析では「ラケット感情」と呼ぶ。お馴染みの感情の居場所のことだ。あまり居心地は良くなくても、人は慣れた住処から離れ難い生き物だ。それは「癖」「感情の条件反射」とも言うべきもので、ああ、これは私の癖なんだ、と客観視することで、無闇に振り回されなくなる。
来年1月から交流分析入門講座が始まる。そんな自分の「困った妖怪」との上手な付き合い方をお伝えしたい。
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落合美沙
代表理事 : 一般社団法人日本イーブンハート協会
一般社団法人日本イーブンハート協会 代表理事
イーブンハートスクール校長
心理カウンセラー、フィトセラピスト、アートセラピスト
イベントプロデューサー
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