＊傾聴の意義は、相手の思考、感情、欲求などに、敬意を払うということ

これが一方的にお説教を聞かされる時間だったらどうだろう。従業員はその１時間を耐えかたい苦痛なものと感じるだろう。

傾聴の意義は、相手の思考、感情、欲求などに、敬意を払うということだ。話を聴くことは、愛をもって接すること。だからカウンセリングも、傾聴に始まり傾聴に終わる。傾聴訓練は、最も重要なトレーニングだ。

産業カウンセラーの講座でも、この傾聴訓練に最も多くの時間を費やす。それは企業の中で活かすにも、人の話を聴くことがいかに大切であるか、ということだ。上司部下の関係であっても、立場役割を超えて人間の尊厳性に変わりはない。お互いを尊敬し合わなくては、当然信頼関係も生まれないし、良い仕事もできない。

まちサポの卒業生の方々にも、引き続き傾聴訓練を受けて頂けるように、年明けにはトレーニングの場を設けたい。できればそこに、企業の経営者、部門長、人事担当者の方々にもお越し頂けると良いと思っている。メンタルヘルス研修と同時に、今後は傾聴の重要性の啓発活動もしていこうと考えている。

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